認定薬剤師とは
薬剤師はその業務を遂行する上で、最新の医療科学を学び、医薬品を取り扱う技能を向上させ、患者や来局者に適切に対応しなければなりません。そのための生涯学習は必須です。免許更新制がない我が国では、薬剤師は高い職能レベル(プロフェッショナルスタンダード)を維持するために自己研鑽によって学習することが求められています。学習内容をまとめるために、また学習したことの証として研修ノートや学習記録簿(ポートフォリオ)をつけることは大切です。薬剤師のこのような自己努力が社会的に認知されるなら学習の達成感がさらに増すと思われます。認定薬剤師制度は、薬剤師の日々の学習を研修単位として評価し、「(研修)認定薬剤師」の称号を与えるものです。つまり、認定薬剤師とは、学習した研修会等で研修シール(受講単位)を受領し、一定期間内に規定の単位数を取得した薬剤師が申請すれば与えられる称号です。
☆ 認定に必要な単位数は別項に記載していますが、G08制度では新規認定では4年以内に40単位以上、更新認定では3年間で30単位以上を取得しなければなりません。通常、90分の研修会での学習が1単位です。